昨日テレビで見た話題が、心に残っています。
券売機を使っている食堂で、食券を買った後に注文を変えることができるか、という話です。
出演者たちはみな、「変更は難しい」と言っていました。
理由は、店主の手間を考えると、変更を申し出るのは申し訳ない。
券売機をわざわざカギで開けて、キャンセルしなければならないからです。
この話を聞いて、私は考え込んでしまいました。
もし自分だったら、「変更して」と言うかもしれない。そしてその背後には、自己受容の問題があると気づいたからです。
自己受容が十分な人は、些細な問題には動じません。自分自身に満足しているからです。
しかし、自己受容が足りない人は、小さなことにも強く反応します。
自分を満たすために、何でも自分を優先させたくなるからです。
たとえ店主に迷惑をかけたとしても、自分の希望を優先させる。
そうしないと、自分をさらに軽んじることになり、耐えられないからです。
「自分を大切にすれば、他人を優先できる。自分を軽んじれば、自分を優先したくなる。」
これが、この話題から学んだ教訓です。
食券の交換を求める人は「せこい」と思われるかもしれませんが、そんな些細なことではありません。自分を保つための大真面目な行動です。
でも誤解しないでください。
「せこい」と思われる人が、本当に「せこい」わけではありません!
ポイントは自己受容。
自分が自分にどれだけ満足しているか、ということです。
その違いが、思わぬ行動を生み出しているだけということです。