「100点でないとダメー!!!」
自分にキビシイこんな性格も、ほんの小さな工夫ひとつで、きっと素敵な性格になります。
例えば、心身ともに疲れ切って帰宅した後、こんなことありませんか。
帰宅後、毎日必ず1時間は読書をしようと思っていたのに、疲れてしまって本が読めない。やるべき勉強を最低1時間は進めようと思っていたのに、疲れてできない。
どこからともなく「計画通りやり切らないとダメじゃないか!」と非難の声が聞こえてきたりします。悪魔の声のようですよね。
「何とか頑張れ!自分!」と奮い立たせるのですが、疲れた身体はピクリともしない。自分が情けなく、悲しくなる瞬間です。
そんなとき、「いつまでも100点主義はダメだ」と考え、性格改善に走りだすこともあるでしょう。もちろん、自分を変えたいという思いは理解できます。でも、自分を変えるのは簡単なことではありません。しかも、この100点主義は、適切に活かせばステキな性格になるんです!
だからこそ今日は、100点主義を変えずに、その素晴らしさを存分に活かす考え方をお伝えしたいと思います。
その考え方はカンタン☆
努力の対象を、次のように変えるだけです。
【ビフォー】「称賛されたいだけの、非現実的な100点」への努力
【アフター】「心から納得できる、現実的な100点」への努力
頑張り屋さんの多くは、【ビフォー】に心当たりがあるでしょう。
他者に認められたいという思いが強く、目標設定にもそれが影響します。結果、失敗や挫折につながる高い目標を掲げがちです。
そこで、【アフター】の
「心から納得できる、現実的な100点」に努力の方向を変えてみてはどうでしょうか。
もちろん称賛されたい気持ちはわかりますが、その目標が実現できるものでないと、努力の甲斐がありません。まずは、目標である100点を、実現可能なものに変えましょう。
しかし、達成可能なだけでは、目標に対してやる気がなくなる可能性があります。
そこで「心から納得できる100点」にする必要が出てきます。
100点主義の人は、納得感があるとモチベーションが格段に上がる特徴があります。納得感による強いモチベーションで、あなたの強力なエネルギーで次々と目標を達成し、周囲を驚かせることでしょう。
具体的に例を挙げてみましょう。
帰宅後に、毎日必ず1時間以上は勉強する、という目標。これが【ビフォー】だとします。
毎日必ず1時間、という目標に追い詰められるのは、相当なストレスですよね。
そこで【アフター】として、1週間で1日平均1時間の勉強をする、という目標に変えてみましょう。そうすることで、疲れた日は早めに休息を取って体調を整え、元気な日にしっかり勉強する。
これなら実現可能です。
全く勉強できない日もあるかもしれませんが、1週間というスパンで見れば、勉強できなかった日もリカバーできていますから、納得感にもつながります。日々の選択にも柔軟性が生まれ、気持ちが格段にラクになるでしょう。
つまり、努力の方向を少し調整するだけで、自分らしさをそのまま活かしていけるのです。
自分を変えるのではなく、ちょっとした工夫をすることで、あなたの素晴らしさを存分に発揮しましょう。
というわけで、100点主義も他の性格も工夫次第。「こんな性格・・・」と嘆くより、どう活かすかに知恵を絞りましょう。そうすれば、いつの日か100点以上をバンバンを叩き出すかもしれませんね。
それこそが、完璧主義者にとっての「完璧な計画」なのかもしれません^^